苔玉副業の始め方|会社員でもできる?30代・40代が自宅で始める販売・収益化のコツ - 30代・40代会社員のキャリア選択ナビ
近年、自宅でできる副業として注目を集めているのが「苔玉づくり」です。
30代・40代になると、将来の収入や働き方について考える機会が増えてきます。本業を続けながら、自宅で始められる副業を探している人にとって、苔玉づくりは趣味を活かしやすい選択肢のひとつです。
苔玉とは、植物の根を土で包み、その周りを苔で覆って丸く仕上げた植物インテリアのことです。和の雰囲気とナチュラルな見た目が魅力で、玄関、リビング、キッチン、書斎、オフィスのデスクなど、さまざまな場所に飾ることができます。
また、都会を中心に最近では「グリーンのある暮らし」「癒やしのインテリア」「自然を感じる生活」への関心が高まっています。観葉植物や多肉植物と同じように、苔玉も暮らしに取り入れやすい植物インテリアとして人気があります。
さらに、苔玉づくりの販売は、完成品を販売するだけでなく、ワークショップや体験教室にも展開しやすいジャンルです。そのため、趣味として楽しむだけでなく、副業や将来的なフリーランス化につなげることも可能です。
とはいえ、これから始める人の中には、
「植物の知識がなくても始められるの?」
「苔玉は本当に売れるの?」
「副業としてどのくらい収益を目指せるの?」
「将来的に独立を目指せるの?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、苔玉づくりを初心者が始める方法から、副業として売り上げを作るコツ、メリット・デメリット、フリーランスでの独立を目指す流れまで、わかりやすく解説します。
なお、副業の収益には個人差があり、必ず利益が出るとは限りません。まずは趣味として小さく始め、無理のない範囲で販売に挑戦していくことが大切です。

苔玉づくりとは?
苔玉は、植物の根を土で包み、その周りを苔で覆い、糸などで固定して丸く仕上げた植物インテリアです。
見た目はシンプルですが、植物、土、苔、器の組み合わせによって雰囲気が大きく変わります。和風の落ち着いた印象にも、ナチュラルでかわいらしい印象にも仕上げられるため、幅広い年代に受け入れられやすいのが特徴です。
盆栽のような本格的な園芸知識が必要と思われがちですが、初心者でも管理しやすい植物を選べば、比較的始めやすいジャンルです。
苔玉に使われる植物には、次のようなものがあります。
- アイビー
- ポトス
- ガジュマル
- シダ植物
- 山野草
- モミジ
- ミニ観葉植物
- ワイヤープランツ
- テーブルヤシ
- パキラ
初心者が最初に取り組むなら、丈夫で育てやすい観葉植物を使うのがおすすめです。
苔玉のイメージとしては、和風の植物のイメージが大きいと思いますが、いきなり管理が難しい山野草や季節性の強い植物を使うと、枯れやすかったり、販売後のトラブルにつながったりする可能性があります。
苔玉は、同じ植物を使っても作り手によって形や雰囲気が変わります。例えば、まっすぐに植えるか斜めに向けて植えるかでもまるで違う作品になります。
そこにハンドメイド作品としての魅力があります。手作業ならではの温かみや、ひとつひとつ違う表情を出せる点は、既製品にはない強みです。
初心者が苔玉副業を始める方法
まずは販売を考えず、自分用を作る
苔玉づくりを始めるときは、最初から販売を目指す必要はありません。
まずは趣味として自宅に飾るための苔玉を作り、植物の扱い方や苔玉の管理方法を覚えることが大切です。
今後、副業として販売するには、見た目の美しさだけでなく、購入後もきちんと育てられる品質が求められます。
苔玉づくりの最初に用意するものは、次のような材料です。
- 苔
- 植物
- ケト土
- 赤玉土
- 糸
- ハサミ
- 水を入れる容器
- 作業用のトレー
- 飾るための受け皿
これらは、ホームセンターや園芸店、ネットショップなどでそろえることができます。
最初から高価な道具をそろえる必要はありません。数千円程度から始められるため、副業初心者でも取り組みやすいジャンルです。
最初の目的は「売れる苔玉を作ること」ではありません。まずは「枯れにくく、形が崩れにくい苔玉を作ること」を意識しましょう。
作ったあとは、すぐに終わりではありません。水やりの頻度、日当たり、置き場所、苔の色の変化、植物の元気さなどを観察しましょう。数週間から数か月育ててみることで、どの植物が扱いやすいか、どの環境で育ちやすいかがわかってきます。
作品を10個以上作って経験を積む
苔玉を1個上手に作れただけで販売を考えるのは、少し早いかもしれません。
副業として販売したいなら、まずは10〜20個程度を目安に作ってみることをおすすめします。
数を作ることで、手順に慣れるだけでなく、失敗しやすいポイントも見えてきます。
苔玉作りが慣れないうちは、次のような問題が出てくることがあります。
- 土がまとまりにくい
- 形が丸くならない
- 苔がはがれてしまう
- 糸の巻き方が不自然になる
- 水やり後に崩れやすい
- 植物が弱ってしまう
これらの問題は失敗ではなく、販売前に経験しておくべき大切な練習です。
自分用の段階で失敗を重ねておけば、購入者に販売するときの品質を高めることができます。
また、この段階で作品写真を撮っておくこともおすすめです。苔玉作りが成功したきれいな写真だけでなく、失敗した内容も撮影しておきましょう。最初の作品から少しずつ上達していく様子を記録しておくと、SNS発信やブログ記事にも活用できます。
会社員が苔玉副業を始める前に確認したいこと
会社員が苔玉づくりを副業として始める場合は、作品づくりだけでなく、本業とのバランスも大切です。
まず確認しておきたいのが、勤務先の就業規則です。副業が禁止されているのか、許可制なのか、届出制なのかを確認しておきましょう。
また、ボタニカル作品の制作、撮影、出品、発送、購入者対応には思った以上に時間がかかります。平日の夜や休日に取り組みやすい副業ではありますが、本業に支障が出ない範囲で、最初は小さく始めることが大切です。
副業での売上が増えてきた場合は、確定申告が必要になるケースもあります。そのためにも、売上、材料費、送料、販売手数料などを最初から記録し、副業用の口座や会計アプリを活用すると管理しやすくなります。
最初は会計アプリなどを使わなくてもいいですが、エクセルなどでもいいので記録は最初からしておきましょう。
途中からきちんとしようと思っても慣れていないとなかなかできません。
そして大事なことですが、税金についても調べておきましょう。
税金や住民税の扱いは、所得区分や自治体の取り扱いによって変わる場合があります。住民税の通知方法などによって勤務先に副業が伝わる可能性もあるため、不安がある場合は、税務署や自治体、税理士などに確認しておくと安心です。
不安がある場合は、最初に税務署や自治体、税理士などに確認しておくと安心です。
苔玉づくりの基本手順を覚える
苔玉の作り方は、基本的には次の流れです。

- 植物をポットから取り出す
- 根についた土を軽く落とす
- ケト土と赤玉土を混ぜる
- 土に水を加えてまとまりやすくする
- 植物の根を土で包む
- 丸い形に整える
- 周りに苔を巻く
- 糸で固定する
- 形を整える
- 受け皿に乗せて完成
作業そのものは難しすぎませんが、きれいに仕上げるには慣れが必要です。
特に、土の硬さと糸の巻き方は重要です。土がやわらかすぎると形が崩れやすくなり、硬すぎると根に負担がかかることがあります。また、糸を強く巻きすぎると見た目が悪くなり、弱すぎると苔がはがれやすくなります。
私が苔玉を作り始めたころは、うまくいかないことも多かったため、まずは土だけで苔玉のような形を作り、糸を巻く練習をしていました。
ある程度糸を巻くのが慣れてきたら、作品をつくり始めていきました。
安定して制作できるようになってから、作品の販売を考え始めましょう。
副業で販売を考えるなら、次の3つの視点を持って作品を作ることが大切です。
- 見た目がきれい
- 持ち運びしやすい
- 管理しやすい
苔玉などのボタニカル作品の購入者は、見た目の印象だけでなく「自分でも育てられそうか」という点も気にします。そのため、作品の完成度と管理のしやすさを両方意識しましょう。
SNSで発信して反応を見る
ある程度作品が作れるようになったら、Instagram(インスタグラム/インスタ)やX、TikTok(ティックトック)などで発信してみましょう。
販売前のSNS発信の目的は、いきなり売ることではありません。まずは、自分の作品にどのような反応があるかを知ることです。
たとえば、次のような反応を見ることができます。
- 和風デザインが好きな人が多いのか
- ナチュラルな雰囲気が好まれるのか
- 小さめサイズが人気なのか
- ギフト向けの写真に反応があるのか
- 作り方動画に反応があるのか
こうした反応を見ることで、販売する商品の方向性を決めやすくなります。
SNSでは完成品だけでなく、制作途中や水やりの様子、置き場所の提案、育て方のコツなども発信できます。苔玉は見た目がかわいらしく、写真や動画との相性がよいので、発信の素材を作りやすい点もメリットです。
先ほど記事内でもお伝えしましたように、失敗も含めて発信していくことで、読者のためになる内容になっていきます私は大阪在住ですので、シモジマなどに現物を確認に行って、何がどれくらい必要か?を見に行ってみました。。
苔玉副業のメリット
初期費用が少ない
苔玉づくりは、比較的低コストで始められる副業です。
アクセサリー制作や革小物制作のように、専用の工具や機械を大量にそろえる必要はありません。基本的な材料は、植物、土、苔、糸、ハサミ、受け皿などです。
最初は少量の材料から始められるため、「副業を始めたいけれど大きなお金をかけるのは不安」という人にも向いています。
ただし、販売を本格化する場合は、梱包材、撮影用の小物、受け皿、ラッピング用品、出店料などの費用も必要になりますが、これら必要な材料も最初から大きく仕入れるのではなく、少しずつ必要なものを増やしていくとよいでしょう。
購入前には通販サイトなどで金額やロットを先に確認しておきましょう。
もし、近くに材料店などがあれば、実物を見に行ってみましょう。そうすれば、必要な材料のイメージがしやすいです。
私は大阪在住なので、シモジマなどで現物を確認し、必要な資材の種類や量を把握するようにしました。
自宅で作業できる
苔玉づくりは、自宅で作業できる点も大きなメリットです。
広い工房がなくても、作業用の机やトレーがあれば始められます。会社員の場合でも、平日の夜や休日を使って少しずつ制作できます。
ただし、土や苔を扱うため、室内で作業する場合は汚れ対策が必要です。新聞紙やビニールシート、作業用トレーを使い、後片付けしやすい環境を整えておきましょう。
また、植物を一時的に管理するスペースも必要です。販売数が増えると、完成品や材料を置く場所が必要になるため、作業スペースと保管スペースの確保も考えておくと安心です。
作品販売だけでなく体験型にも展開できる
苔玉副業の大きな魅力は、完成品を販売するだけでなく、「作る体験」を商品にできることです。
苔玉づくりは、初心者でも楽しみやすく、完成した作品を持ち帰れるため、ワークショップとの相性が非常によいです。
たとえば、次のような場所や企画に広げることができます。
- カフェでの苔玉づくり体験
- 雑貨店でのワークショップ
- フリーマーケットなどでの親子向けイベント
- 地域のカルチャー教室
- 企業向けの福利厚生イベント
- 高齢者施設での体験講座
苔玉などのボタニカル作品は、完成品販売は、1個作って1個売る必要がありますが、ワークショップは一度に複数人から参加費を得られるため、収益源を広げやすく、お客様の満足度が高くなるのが特徴です。
リピーターが生まれやすい
植物好きの人は、ひとつだけでなく複数の植物を楽しむ傾向があります。そのため、苔玉も季節ごとに新作を出したり、植物の種類を変えたりすることでリピート購入につながります。
たとえば、次のような季節商品が考えられます。
- 春の新生活向け苔玉
- 夏の涼しげな苔玉
- 秋の紅葉を楽しむ苔玉
- 冬の正月飾り風苔玉
- 父の日・母の日ギフト向け苔玉
リピーターを増やすには、購入後のフォローも大切です。育て方カードを同封したり、SNSで管理方法を発信したりすることで、購入者に安心感を与えられます。
苔玉副業のデメリット
植物が枯れるリスクがある
苔玉販売で最も注意したいのが、植物が枯れるリスクです。
アクセサリーや布小物と違い、苔玉は生きた植物を扱います。販売時には元気でも、配送中の環境や購入後の管理によって弱ってしまう場合があります。
そのため、販売前にはできるだけ丈夫な植物を選ぶことが大切です。また、購入者が正しく育てられるように、育て方の説明書を付けると安心です。
説明書には、次のような内容を入れるとよいでしょう。
- 水やりの方法
- 置き場所
- 直射日光を避けること
- 風通しのよい場所に置くこと
- 苔玉が軽くなったら水に浸すこと
購入者は植物の初心者である可能性もあります。専門用語を使いすぎず、初めての人でも理解できる言葉で伝えることが大切です。
そして、自分の失敗談も織り交ぜ、気を付けることもいっしょにお伝えすれば、より一層の安心感につながると思います。
発送が難しい
苔玉は、発送にも注意が必要です。
土、水分、植物を含むため、普通の雑貨よりも梱包が難しくなります。配送中に転倒したり、苔がはがれたり、葉が傷んだりする可能性があります。
そのため、次のような工夫が必要です。
- 苔玉が動かないように固定する
- 植物の葉を守る
- 通気性を考える
- 水分量を調整する
- 配送日数を考慮する
また、夏場や冬場は温度変化によって植物が傷みやすくなります。地域や季節によっては発送を控える判断も必要です。
発送に関しては、自分でも他店から購入してみて、どのように梱包・発送されているのかを確認してみましょう。
私の場合は、お店からの購入や、メルカリなどの個人からの購入など、何種類か購入してみて配送方法を勉強してみました。
制作数に限界がある
苔玉は手作業で作るため、制作できる数には限界があります。
副業として月数万円を目指す場合は現実的ですが、自分の仕事として事業として行う場合には、完成品販売だけでは収入が不安定になりやすいです。
たとえば、1個3,000円の苔玉を販売しても、材料費、送料、販売手数料、梱包材、制作時間を考えると、手元に残る利益は限られます。
そのため、独立を目指すなら、完成品販売だけでなく、ワークショップ、講座、法人向けギフト、店舗装飾などに広げることも考えておきましょう。
苔玉販売で収益化する方法
最初は月1万円の売上を目標にしてみましょう。
まずはネット販売から始める
初心者が副業として始めるなら、まずはネット販売から始めてみましょう。
販売先としては、次のようなサービスがあります。
- minne(ミンネ)
- Creema(クリーマ)
- メルカリ
- BASE
- STORES
- Instagram(インスタグラム/インスタ)経由の販売
いきなり大きく稼ごうとすると、材料の仕入れや在庫管理で負担が大きくなります。
まずは少数の商品を出品し、どんなデザインが見られるのか、どの価格帯が反応を得やすいのかを確認しましょう。
写真の見せ方を改善する
ネット販売では、写真の印象がとても重要です。
どれだけ丁寧に作った苔玉でも、写真が暗かったり、背景がごちゃごちゃしていたりすると魅力が伝わりにくくなります。
撮影では、次のことを意識しましょう。
- 自然光で撮る
- 背景をシンプルにする
- 受け皿に乗せた状態で撮る
- 室内に飾ったイメージを見せる
- サイズ感がわかる写真を入れる
特にブログや販売ページでは、「この苔玉を自宅に置いたらどんな雰囲気になるか」が伝わる写真が大切です。
商品説明を充実させる
苔玉は、購入者にとって管理方法が気になる商品です。そのため、商品説明を丁寧に書くことで安心感を与えられます。
記載したい内容は、次の通りです。
- 植物名
- 苔玉のサイズ
- 受け皿の有無
- 水やりの頻度
- 置き場所
- 育て方
- ギフト対応の有無
- 発送時の注意点
「初心者でも育てやすい」「室内の明るい日陰に置ける」「水やりのタイミングがわかりやすい」など、購入者の不安を減らす説明を入れると、購入につながりやすくなります。
季節商品を作る
苔玉は季節感と相性がよい商品です。季節やイベントに合わせた商品を作ることで、売れるタイミングを増やせます。
たとえば、次のような展開が考えられます。
- 春:新生活向け、引っ越し祝い、入学祝い
- 夏:涼しげなシダ系、和風インテリア
- 秋:紅葉系、落ち着いた和モダンデザイン
- 冬:正月飾り風、年末年始ギフト
- 母の日:花や明るい雰囲気の植物
- 父の日:和風・シンプルな苔玉
- 敬老の日:落ち着いた器付きギフト

このように、季節ごとに提案できる商品を用意すると、単価アップやリピート購入につながります。
苔玉販売で月3万円〜5万円を目指す方法
苔玉販売の副業で現実的な目標として、まずは月3万円〜5万円を目指すとよいでしょう。
たとえば、1個3,000円の商品を20個販売できれば、売上は6万円になります。そこから材料費、送料、販売手数料、梱包費などを差し引いても、数万円の利益を残せる可能性があります。
ただし、ここで大切なのは「売上」と「利益」を分けて考えることです。
売上が大きく見えても、材料費や送料が高くなれば利益は少なくなります。副業として続けるためには、原価計算をしっかり行う必要があります。
価格を決めるときは、次の考え方を持ちましょう。
販売価格-材料費-梱包費-送料-販売手数料=利益
これは、独立や事業拡大を考えるうえでも必要な考え方です。
原価だけでなく見た目の完成度も大切
価格設定では、原価だけに注目しすぎないことも大切です。
どんなに原価をかけたとしても、見た目が貧相であれば、希望する価格では売れにくくなります。一方で、原価があまり高くなくても、見た目の完成度や世界観に魅力があれば、適正価格で販売しやすくなります。
原価計算を考えるのと同時に、見た目や苔玉の作品としての完成度も考えましょう。
自分が購入者なら、この苔玉を見たときにどう感じるか。この視点は、価格設定や商品づくりにおいて大切です。
さらに、制作時間も重要です。1個作るのに時間がかかりすぎると、利益が出にくくなります。副業として収益化を目指すには、品質を保ちながら効率よく作れる形を見つけることも大切です。
月3万円〜5万円が見えてきたら、イベント出店やマルシェ参加、委託販売にも挑戦しましょう。対面販売では、購入者の反応を直接聞けるため、商品改善にもつながります。また、実際に手に取って喜んでもらえる姿を見ることは、制作を続けるモチベーションにもなります。
独立を目指すなら販売だけでは厳しい
苔玉づくりでフリーランスとして独立を目指す場合、完成品販売だけに頼るのは少し難しい面があります。
なぜなら、苔玉は手作業で作るため、制作数に限界があるからです。また、生きた植物を扱うため、在庫を長期間持つことも簡単ではありません。
そこで重要になるのが、収入源の複数化です。
完成品販売に加えて、次のような展開を組み合わせることで、収入の柱を増やせます。
- ワークショップ
- 法人向けギフト
- 店舗装飾
- オンライン講座
- 材料キット販売
- 育て方講座
苔玉ワークショップで収益源を広げる
苔玉と最も相性がよい収益化方法のひとつがワークショップです。
苔玉は作る過程そのものも楽しいため、ワークショップ、親子イベント、カップル向け体験などにも展開できます。
参加者は、苔玉を自分で作る体験を楽しみながら、完成品を持ち帰ることができます。完成品販売よりも体験価値が加わるため、価格を設定しやすいのがメリットです。
たとえば、販売だと2,000円の価格設定の商品でも、お客様に体験・持ち帰り込みで3,000円の価格設定を行うことも可能です。
1回10名参加で参加費3,000円なら、売上は3万円になります。材料費や会場費を差し引いても、完成品販売より効率がよい場合があります。
開催場所としては、次のような場所が考えられます。
- カフェ
- 雑貨店
- 地域のイベントスペース
- カルチャーセンター
- レンタルスペース
- 住宅展示場
- 商業施設
最初は知人向けや少人数から始め、慣れてきたら一般募集に広げるとよいでしょう。
苔玉キット販売・オンライン講座に広げる
苔玉づくりは、作り方を学びたい人も多いジャンルです。そのため、オンライン講座や材料キット販売にも展開できます。
たとえば、次のような商品やサービスが考えられます。
- 苔玉づくり初心者講座
- 親子で作れる苔玉キット
- 季節の苔玉キット
- 動画付き制作キット
- 育て方説明付きセット
完成品を毎回作って販売するだけでなく、作り方や体験を商品にできれば、収益の幅が広がります。
そして、苔玉の販売が順調に進み、作家として認知されてくると、法人向けギフトや店舗装飾など、より大きな仕事につながる可能性があります。
法人向けギフトを提案する
苔玉は、法人向けギフトにも向いています。
たとえば、次のような用途に活用できます。
- 開店祝い
- 周年記念
- 来店記念品
- 取引先への贈り物
- 社員向けイベント景品
- 住宅展示場の来場特典
法人向けは、個人販売よりもまとまった数の注文につながる可能性があります。また、ギフト包装やメッセージカードを用意すれば、単価を上げやすくなります。
法人案件を獲得するには、過去の制作実績や写真をまとめたポートフォリオを用意しておくと便利です。
店舗装飾に広げる
苔玉は、店舗装飾にも使いやすい植物インテリアです。
カフェ、美容室、旅館、飲食店、雑貨店、和風店舗などでは、自然を感じる装飾として苔玉を取り入れたいニーズがあります。
完成品を販売するだけでなく、次のような提案ができると、継続契約につながる可能性があります。
- 店舗に合う苔玉の提案
- 季節ごとの入れ替え
- メンテナンス
- 追加制作
- 店内ディスプレイ
個人向け販売だけでなく、店舗や法人向けの仕事に広げることで、フリーランスとしての安定感が高まります。
苔玉副業から独立する理想的な流れ
苔玉販売の副業からフリーランス化を目指すなら、いきなり会社を辞めるのではなく、段階的に進めることが大切です。

ステップ1:趣味として始める
まずは自分用に作り、苔玉づくりの楽しさと管理方法を学びます。
ステップ2:SNS発信
作品写真や制作過程を投稿し、反応を見ながら方向性を探ります。
ステップ3:ネット販売開始
minne(ミンネ)、Creema(クリーマ)、メルカリ、BASEなどで少数から販売を始めます。
ステップ4:月1万円達成
まずは小さな売上目標を達成し、販売の流れを身につけます。
ステップ5:イベント出店
マルシェや地域イベントに出店し、対面販売を経験します。
ステップ6:月3万円〜5万円達成
継続的に注文が入る状態を目指します。原価計算や在庫管理も整えます。
ステップ7:ワークショップ開始
完成品販売だけでなく、体験型サービスとして収益源を増やします。
ステップ8:法人案件獲得
店舗装飾、イベント案件など、単価の高い仕事に広げます。
ステップ9:開業届提出
継続的に事業として取り組む段階になったら、開業届や会計管理を整えます。
ステップ10:フリーランス独立
販売、講座、ギフト提案など複数の収入源が安定してきたら、フリーランス化を検討します。
※必ずこの順番で進まなくても大丈夫です。
実績を積んでから法人案件を目指してもそれはひとつの方法だと思います。
苔玉副業で失敗しないためのポイント
苔玉販売の副業で失敗しないためには、最初から大きく始めすぎないことが大切です。
いきなり大量に材料を仕入れたり、高額な道具をそろえたりすると、売れなかったときの負担が大きくなります。まずは小さく作り、小さく販売し、反応を見ながら改善していきましょう。
また、苔玉は見た目だけでなく、管理のしやすさが重要です。購入者が長く楽しめる商品にすることで、信頼やリピートにつながります。
販売ページやSNSでは、作品の魅力だけでなく、育て方や置き場所の提案も発信しましょう。購入者にとって「買ったあとがイメージできる」ことが、購入の後押しになります。
まとめ:苔玉づくりは副業としても始めやすい植物系ハンドメイド
苔玉づくりは、植物系ハンドメイド副業の中でも比較的始めやすく、趣味を仕事にしやすいジャンルです。
初期費用が少なく、自宅で作業でき、ネット販売やイベント出店にも展開しやすい点が魅力です。さらに、ワークショップや法人向けギフト、店舗装飾などにも広げられるため、将来的にフリーランス独立を目指すことも可能です。
一方で、苔玉は生きた植物を扱うため、管理や発送の難しさがあります。枯れるリスク、季節による管理の違い、梱包の手間なども理解しておく必要があります。
まずは自分用の苔玉づくりから始め、10個以上作って経験を積み、SNSで発信しながら少しずつ販売に挑戦してみましょう。副業として月1万円を目指し、その後、月3万円〜5万円、イベント出店、ワークショップ、法人案件へと段階的に広げていくのが現実的です。
植物が好きな人、手を動かしてものづくりを楽しみたい人、将来的に自分らしい働き方を目指したい人にとって、苔玉づくりは魅力的な副業のひとつです。
小さな苔玉づくりから始めて、少しずつ実績を積み重ねれば、趣味を仕事にする道も見えてきます。
本記事は、苔玉づくりを副業として検討している方向けの一般的な情報です。実際の収益は、作品の品質、販売価格、販売方法、集客状況、材料費、送料、季節、地域などによって異なります。また、会社員の方は勤務先の就業規則を確認し、税金や確定申告、住民税について不明点がある場合は、税務署・自治体・税理士などの専門家に相談してください。
この記事を書いた人 Wrote this article
HachinoTamotsu
会社員から自営業者へ、 パソコンを使った仕事だけでなく体を使った仕事も行っており、見たり聞いたりしたことや、今まででぶつかってきた壁などの経験をもとに、副業・フリーランスや転職などのキャリア選択の助けになる情報発信しています。